command: command [-pVv] command [arg ...]
単純なコマンドを実行するかコマンドに関する情報を表示します。
シェル関数の探索を抑止して COMMAND を引数 ARGS で実行します。または
指定した COMMANDs の情報を表示します。シェル関数と同じ名前のコマンド
がディスク上に存在する時に使用します。
オプション:
-p 全ての標準ユーティリティが見つかると保証される PATH を
デフォルトの値として使用する
-v `type'組み込み関数と同様に COMMAND の説明を表示する
-V COMMAND に対してより冗長な説明を表示する
終了ステータス:
COMMAND の終了ステータスを返します。または COMMAND が見つからない時に失敗を返します。
$ command -v sar
/usr/bin/sar
$ help type
type: type [-afptP] name [name ...]
コマンドの種類に関する情報を表示します。
各 NAME に対してコマンド名として使われた時にどのように解釈されるかを
示します。
オプション:
-a NAME という名前になっている実行可能なものの全ての位置を表示し
ます。これには `-p' が同時に指定されていない場合に限ってエイリアス、
組み込み関数、シェル関数も含みます
-f シェル関数の検索を抑止します
-P 各 NAME に対して PATH 探索を強制します。エイリアス、組み込み
関数、シェル関数があったとしても実行されるディスク上のファイル名を
返します
-p 実行されるディスク上のファイル名を返します。`type -t NAME'
が `file' を返さない場合、何も返しません。
-t 次のいずれかの単語を返します。`alias', `keyword', `function',
`builtin', `file' or `'。それぞれ NAME がエイリアス、シェル予約語、
シェル関数、シェル組み込み関数、ディスク上のファイル、何も見つからない
に対応します。
引数:
NAME 解釈するコマンドの名前です。
終了ステータス:
全ての NAME が見つかった場合に成功を返します。どれかが見つからなかった場合
は失敗を返します。
/usr/bin/sar
$ command -v sar > /dev/null && echo "found"
found